家族の加入

健康保険では、本人である被保険者だけでなく、被保険者に扶養されている家族(被扶養者)にも保険給付を行うことができます。

被扶養者として認定されるためには、収入など法令で定められている一定の条件を満たしていることが必要となります。

15歳年度末後のご家族の認定を申請する場合は、以下の書類をご提出ください。

必要書類A-01_被扶養認定資料(15才年度末後の申請)

失業給付金を受給される方の被扶養者認定について
A-02-2_添付書類(雇用保険失業給付に伴う誓約書)
対象者75歳未満の家族
提出先会社の人事総務(任意継続者は、健康保険組合)
備考 必要書類の提出書類欄に記載されている書類を添付してください。
ご不明な点は、健康保険組合にご確認願います。

被扶養者の条件

被扶養者の条件は、主として被保険者の収入によって生計維持されている三親等内の親族です。

認定対象者の恒常的な年間総収入が、下記の範囲内であって被保険者に生計の大半を依存している人であることが原則です。

被保険者と同居の場合

  • 60歳未満であれば、年収が130万円未満であって、その額が被保険者の収入の2分の1未満であること
  • 60歳以上の高齢者と障害者は、年収が180万円未満であって、その額が被保険者の2分の1未満であること

被保険者と別居の場合

  • 60歳未満であれば、年収が130万円未満であって、その額が被保険者の援助額より少ないこと
  • 60歳以上の高齢者と障害者は、年収が180万円未満であって、その額が被保険者の援助額より少ないこと

パート勤務でも被保険者となる場合があります

従業員101人以上の会社に勤務する非正規雇用の方も以下の4点を全て満たす場合は健保・年金に加入しなければなりません。

  • 週の所定労働時間が20時間以上30時間未満
  • 月額賃金が8.8万円以上
  • 2ヶ月を超える雇用の見込みがある
  • 学生ではない 被保険者になったら速やかに被扶養者異動届けをお願いします。

年収の壁・支援強化パッケージ(2023年10月20日より)

詳細は年収の壁・支援強化パッケージにおける被扶養者認定の取扱いについて をご確認ください。

被扶養者の国内居住要件(2020年4月より)

  • 令和元年5月に成立した「医療保険制度の適正かつ効率的な運営を図るための健康保険法等の一部を改正する法律」において、被扶養者認定における国内居住要件が新設された。

    ※ただし、日本に住所を有しないもののうち、日本に生活の基礎があると認められるものについては、例外的に要件を満たすこととされている。(下表参照)

  • このため、施行日(令和2年4月1日)以降は、日本年金機構における被扶養者認定の際に、国内居住要件 を満たしていることを確認し、認定後は、協会が毎年実施する被扶養者再確認等により確認する。

  • また、施行日までの間に被扶養者認定を受けた者であって、施行日時点で国内に居住していない者については、 施行日時点で適切な資格管理ができるよう、 健康保険被扶養者(異動)届(国内居住要件の例外に該当する旨の確認又は該当しないことによる認定の取消に関するもの)提出を求めるなど、 当健保組合において必要な対応を行う。

国内居住要件の例外と証明書類

国内居住要件の例外証明書類
①外国において留学をする学生査証、学生証、在学証明書、入学証明書等の写し
②外国に赴任する被保険者に同行する者査証、海外赴任辞令、海外の公的機関が発行する居 住証明書等の写し
③観光、保養又はボランティア活動その他就労以外 の目的で一時的に海外に渡航する者査証、ボランティア派遣機関の証明、ボランティア の参加同意書等の写し
④被保険者が外国に赴任している間に当該被保険者 との身分関係が生じた者出生や婚姻等を証明する書類等の写し
⑤①から④までに掲げるもののほか、渡航目的その 他の事情を考慮して日本国内に生活の基礎があると 認められる者厚労省保険局に相談しつつ個別に判断